「じゅうたんは汚そう」「子どもが小さいから」
色々な理由でじゅうたんを敷いてないご家庭は多いと思います。
何気なく敷いているじゅうたん。
でもお家の中でとても重要な位割を果たしているのです。
そのじゅうたんの大切な役割をご紹介します。
じゅうたんを敷いていないフローリングの室内は、じゅうたんを敷いた室内 と比べると、空気中に浮遊するホコリやハウスダストの量が2倍以上多いと いわれています。
じゅうたんはホコリが出ると思われがちですが、実は空気中のホコリをじゅ うたんの表面に抑えつけ、舞い上がらせにくくするという効果があるのです。 また、天然素材のじゅうたんは化学繊維のじゅうたんより静電気が発生しに くく、表面に抑えつけられたホコリなどが掃除機で取れやすいという特徴が あります。
織り密度の高いじゅうたんは、ダニの原因とも言われている食べカス、人のフケや老廃物がじゅうたんの表面に留まり、奥まで入りにくいため、ダニも出にくいと言われています。裏面を接着剤などで糊止めした機械織りのじゅうたんは、湿気がこもりやすくダニが発生しやすくなってしまいます。しかし、裏面に糊止めをほとんどしていない手織りのじゅうたんは、通気性があり湿気がこもり難いため、ダニが発生しにくいという特徴があります。
じゅうたんは、物を落とす、椅子を引くなどの行為から床を保護する役割があります。また、キズだけではなく、日々の生活音を和らげたり吸収する効果があります。特に程よい厚さと毛の密度が高いじゅうたんは、遮音性や音の吸収性に優れているため、マンションなどで特に生活音が気になる場所におススメです。中でも毛足の長いじゅうたんは、厚みがある分保温性や断熱効果も高くなるため、光熱費の節約にもつながります。
リビングダイニングのように仕切りがない一つの空間で、ダイニング・リビングとそれぞれにじゅうたんを敷き分けることで、フロアゾーニングという視覚の錯覚により空間を広く見せることができます。また、フローリングの床に織物の柔らかさを加えるだけで、室内の雰囲気を和らいだ優しい雰囲気の空間に変えることができます。自然素材の無垢の床にも自然素材のじゅうたんは相性抜群です。