アルブリズムブック－人生を彩る家具と本のお店－

「いつまでも美しく暮らす住まいのルール」
水越美枝子 著

大人っぽく、高級感のある素敵な家の写真がたくさん載っていて、見ているだけでも楽しい本です。「断捨離して、ものを手放さなくても、片づけられます！」という筆者の言葉に励まされます。生活感が少なく、ものがすっきりと片付いた部屋は、ものを減らすのではなく、住み手の動線を考え、最適な間取りにすることで解決できるんだという発見がありました。「洗濯動線」や「ホテルプラン」など、なるほど！と膝を打つような提案も女性建築士ならではの視点です。手元に置いて何度も読み返したり、写真を眺めたりしたい一冊です。

「バーベキューアイデアレシピ」
たけだバーベキュー 監修

岐阜県は、BBQ開催率が全国NO.1だそうです。確かに、週末になるとあちこちの庭から美味しそうなにおいと楽しそうなおしゃべりが聞こえてきます。そんな岐阜県民必読の本がこちらです。私も、数々のBBQの経験から、「飛騨牛とかカルビ焼くの、もう飽きたし。」と、BBQ上級者を語っていましたが、この本ははっきり言ってめちゃくちゃレベルが高いです！アヒージョやローストビーフは絶対試してみたいと思いました。カツオの藁焼きは、藁が手に入ればやってみたいですね。夏になるとBBQ命！のお友達にプレゼントしたいと思います。

「おじさんのかさ」
佐野洋子 作・絵

おじさんのりっぱな、細くてぴかぴかのだいじな黒い傘。どこへ行くのも一緒だけど、雨が降ったときは傘が濡れないように細心の注意を払います。あるとき、ちいさなおとこのことおんなのこの楽しそうに雨の中を歩く姿を見て
とうとうおじさんは傘をひらいてしまいました。
「あめがふったらポンポロロン
　あめがふったらピッチャンチャン。」

思い切って傘をさすことで知った新しい世界。
思い切らなければ知ることもなかった新しい世界。大切に抱えることも素敵だけど、時に思い切ってみると、今まで気づけなかったおもしろいことが見つかるのかもしれない。幼少期に読み、私のバイブルとなったオススメの一冊です。

「子どもと一緒に覚えたい道草の名前」
稲垣栄洋 監修／加古川利彦 絵

道端で見かけたことはあるけど、名前を知らないような小さな花たち。ままごとの道具にしたり、水に流してみたり、色水を作ってみたり、好きな人へプレゼントしてみたり。きっと誰もが一度は触れたり遊んだことのある身近な植物が一冊にまとまっています。農学博士の稲垣先生が監修した思わず「へ～」と言いたくなるような特徴や名の由来などが、ボタニカルアートの加古川利彦さんのきれいなスケッチとともに描かれたアート図鑑です。この本片手に近所を探検すると、あっちにもこっちにも描かれているお花が！日常の風景の一部になってしまっていた花たちに目を向けることで、幼少期のような、わくわくした気持ちでいつもの道を通ることができますよ。